辞めたいのに辞められない理由とは??【体験談】
3月に「6月末で辞めます!!」
5月に「やっぱり辞めるのやめます!!」
辞める辞める詐欺をしてしまった某看護師です。
今回は、私が「辞めるのをやめた理由」についてお話します!
①お金がない
お金がない!!
一番の理由はこれです。
退職をした後の生活は、貯金を少しずつ切り崩して生活することになると思います。
退職した後にはお金が必要になります。
まず確実に払うのは「住民税」
2年目のときに夜勤がたくさんあったり、残業をしまくっていたおかげで昨年度は年収480万くらい稼いでしまったために、今年度の住民税は2倍になってしまいました。
(今は残業ほぼなし。夜勤の回数を半分にしてもらっているので手取りが激減中)
収入減るのに?倍の税金を払うの・・・??
一括か、分割かは選べるので一度に持っていかれる額は抑えられるかもしれませんが、結局いつかは払わなければいけないお金です。
結構な痛手です。
あとは「所得税」「国民健康保険」「国民年金」
病院で働いていれば勝手に税金が引かれていました。
その額は毎月6万~8万ほど。
たくさん頑張っていたのに手取りこれだけ・・・?( ;∀;)と思うことがあります。
それを、無職になったとしてもある程度払わなければなりません。
夜勤や残業を頑張って、たくさんのお給料がもらえていますが、
病院を辞めた私に払えるのか・・・?と不安になりました。
無職のときに申請してもらえるお金としては「失業保険(失業手当)」があります。
自己都合退職の場合は3か月分(10年以上の人は4か月)(20年以上は5か月分)
もらえますが・・・
もらえるのは退職してから約4か月後!!
いや、もらえるまでの期間長すぎでしょう!!!( ;∀;)
もし、貯蓄がある程度あったら、辞めていたと思います。
しかし、私の場合は同棲開始や引っ越しなどにお金をかけてしまったあとだったので、
貯金は5万円!!!( ;∀;)
さすがに生きていけない( ;∀;)
辞めたいけど、もう少しお金をためてからにしよう・・・
と思ったきなこもちでした。
②環境が変わるのが怖い
今働いている環境で、なんとなくうまくやっていけている。
きなこもちの職場は人間関係がとても良いので、辞めたあとも良い人間に恵まれるのかどうか、不安になってしまいました。
外部から転職してきた人が多くいますが、
みんな口をそろえて「今のほうがずっといい」と話します。
・某国立病院で5年勤務してきた人の退職金より(仮に)2年目で退職するきなこもちのほうが多いとか。
・転職サイトによく載っている病院から来た人には「あそこの看護師は知識なんてないし適当でやばい。変な人しかいない。給料もここより低くてずっとあがらない」とか。
・「他の病院は残業代とれないけど、ここはある程度とれている。残業がサービスにならないのは珍しい」
他の病院よりもお給料がいい。人間関係も恵まれている。
他のブラック病院から転職してきている人々の話を聞くと、
そんな魅力がきなこもちの病院にはあるようでした。
③「とりあえず3年」にとらわれている
「石の上にも三年」
そんな常識が世の中にありますね。
3年間働けなかった人間が、他の場所でも辞めずに働けるのか?
3年未満の人間と、15年働いた人間が1つの枠を争ったときに、
勝てる気がしませんでした。
そう感じたのは、産業保健師の求人に応募して、最終選考までは残るものの、落ちてしまったという経験からです。
臨床経験がすべてではない。
臨床経験が長すぎても採用に響く面もあるかと思います。
企業との相性や、求めている人材にあわなかっただけだと思いますが、
一つの企業から「経験年数が少ないから」と言われたのは、
ショックでした。
病院であれば2年間の経験があれば採用してくれるところは多いと思います。
病院では働きたくない。クリニックも病気の人を対象にしているから嫌。
産業保健師、もしくは健診センターじゃなきゃダメ!
このときの私はとても視野が狭かったです。
都内にでれば未経験でも良いという求人はたくさんありますが、
きなこもちが通勤できる範囲の保健師の求人は「臨床経験3年以上」とかかれていることが多く、
自分がやりたいと思っていることをやるためにも「やっぱり臨床経験3年が必要」
と考えるようになってしまいました。
行動できていない私から言うのでは説得力はありませんが、
一つの場所で最低3年、我慢して働き続ける必要はない!!
某国立病院で12連勤やサービス残業、お局からの嫌がらせを受けながらも2年間、頑張っていた、ギャルの友人がいます。
この友人は、毎日毎日苦痛に耐えながら働いていましたが、
1日だけ、朝起きられなかった日があったといいます。
そんな日は初めてで、勇気をもって「心療内科に行きます」と電話し、
ノイローゼの診断を受けて、そのまま1週間で辞めたとのことです。
今は違う病院で働いていますが、人間関係にも恵まれて、お給料も良くなって、幸せだと言っていました。
④ 次に働く場所が決まっていない
これは、お金があれば退職したあとにゆっくり決めていけば大丈夫だと思います。
貯金5万しかなかったので、辞めたらすぐに働かないと生活が成り立たない。
そんな状況の中で次に働く場所がなかったきなこもちは焦りました。
・なるべく無職の期間は少ないほうが良い。
お金のためにも、
看護師としてのブランクがあきすぎないためにも
焦りながら、
次の就職先を見つけようとしていました。
しかしここで感じたのは、
焦って、十分に納得できないようなところに就職しても
・後悔してしまう可能性。
・すぐに辞めてしまうのでは?
と悩んでしまいました。
自分が納得できる道を探す時間を持つために、
退職を先に延ばそうと思いました。
(今は正直、そこまで気にすることではなかったぁと感じています)
⑤ 将来への不安
今までの中にも何度かでている内容とかぶりそうですが・・・
・3年間働けなかった人間を雇ってくれるのか?
(雇ってくれるところはあると思いますが、)
自分が本当に望むところで雇ってもらえるのか?
3年働けなかったことで、経歴に傷がつかないか?
そんな不安がありました。
⑥周りの人の目を気にしすぎ
・家族や親戚に、3年間働けなかった子というレッテルを張られるのが怖かった。
・順調にいけば来年結婚するかもしれない中、結婚式で「妻は無職です」と言いたくないという彼の言葉。
本当に!!!
どうでもいいですね!!!
(結婚式やるとしても「妻は無職」なんて紹介は普通しない 笑)
人の目を気にしないで生きるように心がけていたのに、
家族とか、近い人の目は気になってしまうのは、反省しています。
自分の好きなようにすればいいじゃん!!!
なんでできなかった?!!!
「家族や彼の期待に添いたい・・・」
また!!人の意見に惑わされている!!!
そんな自分が情けないです。
自分の意見を通す!!!
ぶれない!!!
そんな勇気がもてるようになりたいですね。
⑦今の環境でできることを試していなかった
退職しようと思ったそもそもの理由は、
・長時間労働と不規則勤務(長日勤・夜勤)による体調不良でした。
これをなんとかすれば体調を崩さずに働けるのでは・・・?
そう思った私は
・師長に勤務の調整を依頼。
長日勤の数、夜勤の数が最多のときに比べて半分になりました。
(お給料はかなり減ったけど、)→楽に働けるように!
・残業が少なくなるように行動。
ダラダラと残らない!終わったら帰る!を徹底した。
早く帰ることの重要性をさりげなくアピールした。
みんなが早く帰るために協力するようになった。
・体調を崩しやすいことを周知。
これは、人間関係がよかったからこそできたことですが、
「ストレスでおなか痛くなるので無理です」と正直に信頼できる上司に話しました。
受け持ちの調整をしてもらったり、キャパオーバーになりそうな仕事から離れることに成功しました。
☆休職を経て3年目になったことで、以前に比べて自由に意見したり行動できるようになったと感じています。
今の環境を最大限に生かす努力をした結果、辞めなくてもなんとかなっているのです。
以上、私が辞めるのをやめた理由でした!